バンアパリクエストツアーの余韻と

良いライブのあと数日は喪失感が消えない。

それは自分の心を揺さぶる熱量と比例する。

 

昨日4/21、大好きな、the band apartのライブに行ってきた。

写真撮ってないのでグッズだけ載せとこ。

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木暮さんが右のオレンジT着てて、ステージに登場した瞬間、薄暗い中で光ってて笑ってしまった。

このオレンジかなりの蛍光色なんです・・・すき・・・

 

今回は普通のツアーではなく(私にとって彼らのライブはいつも特別なのだが)、何をかくそうリクエストツアーなるもので、普段滅多に聴くことができない様な曲もセットリストに組み込んでくれていた。

まだ絶賛ツアー真っ最中なのでセットリストは自粛しておくが、あのバンアパを聴くきっかけとなったアルバムのあの曲をやってくれたのでそれはそれはアドレナリンが大変なことになった。>サーーーーーッて曲←行った人にはわかるハズ

 

MCで印象に残ったのが、

荒井さんが「これからやる曲はランキングにも入ってない曲なんだけど、良い曲だから。」と言って曲が始まったこと。

"カッコいい曲だから"

"ランキング上位の曲だから"

"思い入れのある曲だから"

とかじゃなくって、「良い曲だから」と自分たちの作った音楽を演奏するのは、バンアパらしくてすごく好きだな~と思った。

荒井さんらしいまっすぐな表現に、いちファンとして心が熱くなった。

好きなバンドの、自分が気に入った曲を、本人たちが「良い曲だから」って。まるでファンを肯定してくれて包み込んでくれるかのようで、自分たちが好きなことをやってると自称する人たちなのに何より聞き手・ファンのことを大切にしているんだなとうれしくなった。

私はファン歴は浅いけども、何年も追いかけているコアなファン(またの名を信者)が着いていっているのには音楽以外にも理由があるのかもな~なんて。

 

あとは原さんの「バンドマンはロックの神様に自分がなるごっこ」ってのと、

母親から与えられたダンロップのスニーカーを着てて、取り返すように今七三にしちゃうという話からの、

「みんなおしゃれしないとだめだよ」観客「(笑)」

「返事は?」観客「はい!!!!!」

の教祖感。ほんとただの教祖。原教という名の。

あとは「ついてきてね」っていういつもよりソフトな語り掛けに心の中で「よろこんで~~~~~~!」って絶叫した。

 

そして冒頭の話に戻るが、私は心が動かされる音にさらされると物凄く多幸感で満たされると共に、数日間魂が抜けたようになる。

上手く言えないのだが電車の中で自分の身体を他の遠いどこかから眺めている気になったり、視界に映る自分の身体が心と繫がっていないように感じたり。

だからか連日好きなバンドのライブに行くのは苦手で、また聴きたい!となるのだがどこか禁忌に触れるようでおそろしくなる。

好きであってもそうならないライブもある。

ACIDMANやtoeもこれにあたる。フェスは大丈夫なんだけど。敬愛する宇多田ヒカルの音楽に至っては音源だけでそうなる。でも聴いてしまう。

 

大多数の人がライブで元気をもらったり、明日への活力としたりするのだろうが、私はそうじゃなくて、でも好きな音楽には触れていたい。

理由はわからないけど、心とか魂とかそういうのが関わってきているのかもな~とスピリチュアルなことを考える。

音ってただの波で、それに好みがあること自体説明がつくものではないと思うので。

科学が進んでいっても、好みの問題は解決しない(といいな)と思う。

好き・気に入る・ずっと触れていたい・・とかの気持ちは、人間であること以上に自分を証明するものである気がするから。

 

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She says "I don't care"

"Even I don't know about myself"

(Falling in Love/the band apart より)